こんにちは。一棟懸命 楠本です。
6/21 夏至の日です。太陽が1番高緯度を通る日です。 日本は天照大神(太陽神)が神道では最高神なのに、夏至に関してはお祭りごとが無いですよね。
私は、今日、4:00に起きて龍王山に登りました。頂上に着いたのは、5:06でした。曇りで朝日が見えなかったのですが、夏至の日に想いを馳せました。
北米大陸のネイティブアメリカンは夏至の日を大切にしています。1996年~2005年までの間 ワールド・ピース・プレイヤーズデイと言う祈りのイベントを行ってきました。
ネイティブアメリカンは何故このお祭りを始めたのでしょうか? それを説明するには、大洪水が起きて間もない頃まで遡ります。
大洪水の話は、ノアの方舟が有名です。この話は紀元前 5000年前のシュメール文明の石碑にも書かれているのでそれよりも前のお話になります。
余談ですが、シュメールの他の石碑には【我は神威なり】の文言も書かれています。
北米大陸にも洪水の話しが残っています。洪水が起きて間もない頃の話しです。
その頃のネイティブアメリカンは自分の力量以上の力を見せようとして、互いの部族同志で争っていました。当時のネイティブアメリカンはバッファローと共に暮らしていました。
部族同志が争ってばかりなので、バッファローの数もどんどん減っていきました。
そんな時にホワイト・バッファロー・ウーマンが美しい歌を歌いながら、デビルズタワーに現れます。その歌は今でもラコタ族では歌われています。
彼女は聖なるパイプを置きました。(ホワイト・バッファロー・カーフ・パイプ)
今でもグリーングラスの地に大切に保管されています。このパイプは天と地を繋ぐパイプと言われています。ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマンは言いました。このパイプを使って調和と平和の為に祈りなさい。
そして7つの儀式を教えました。 それを教え終わると、彼女は黒・赤・黄・白のバッファローに返信して姿を変えました。
最後に白色のバッファローに姿を変えたので、ホワイト・バッファロー・カーフ・ウーマンと言われています。
これが、ホワイトバッファローの伝説です。
時は1994年まで進みます。アメリカのウィスコンシン州で、ホワイトバッファローが生まれます。
ラコタ族 19代 チーフ・アーボル・ルッキング・ホースはこれは伝説のホワイトバッファローだと言いました。その噂は瞬く間間にネイティブアメリカンに広がり、1996年から夏至の日にワールド・ピース・プレイヤーズデイが始まりました。
ホワイトバッファロー・カーフ・ウーマンはこうも言っています。いつの日にか私達が大きな困難に直面した時に帰ってくると。
話は、19代 チーフ・アーボル・ルッキングホースに戻ります。ホワイトバッファローが生まれて、こう言いました。我々初今選択の時だ。ポジティブな道・ネガティブな道 精神的な道・物質的な道 どちらを選んでも自由だと。
そんな話しを想いながら、下山しました。イソヒヨドリの鳴き声が響いていた。